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入社の経緯を
教えてください。
就職活動が始まったとき、「自分が納得できるものを売りたい」と考えてメーカーの営業職を希望していました。もともと洋服が好きだったので、最初に検討していたのはアパレル業界。そこから洋服の原料を扱う繊維業界まで視野を広げていく中で、イチカワに辿り着きました。入社の決め手となった理由の一つは、社員の方々のやさしい雰囲気。人事担当者や先輩社員との面接を通じて、社風の良さを感じたことを覚えています。さらに、事業に独自性があり国内外で高いシェア率を誇っている点もとても魅力的で。優れた技術力がある環境なら自信をもって営業していけると思い、最終的にイチカワを選びました。
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担当している業務について
教えてください。
私が所属している第二国内営業部は現在11名の社員がいます。主な業務は、既に取引関係がある製紙工場へのルートセールスです。扱っている製品はすべて、お客さまの抄紙機に合わせたオーダーメイド。数ヶ月で消耗するものなので定期的に製紙工場へ訪問し、使用状況の確認や課題のヒアリング、改善提案に取り組んでいます。お客さまは全国各地にいるため、営業部のメンバーで対応エリアを分担。私は中国地方をメインに担当しており、月に2度の頻度で出張してお客さまのもとへ訪問しています。
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仕事をする上で
大切にしていることはありますか?
「直接会って話すこと」の意味を考えながら仕事するように心がけています。極端な話ですが、いつも通りの製品をつくって、納期通りに納めるだけの仕事だったら電話対応だけで問題ありません。必要なのは会話の中からお客さまが解決したいことを見極めて、製品設計や提案に落とし込む力。当社が扱う製品はすべてオーダーメイドだからこそ、求められるものだと思っています。
また、お客さまのもとへ訪問する際は必ず一度は「場を和ませる」ようにしてきました。やはり人とのコミュニケーションなので、少しでも仲良くなりたいんです。納めた製品が良くて、営業も好かれていたら最高じゃないですか。もちろん時と場合に応じて対応は変えていますが、製品の話だけだと話題が固くなりがちなので、あえて冗談を言うことで少しでも距離が近づくようにしています。
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職場の雰囲気を
教えてください。
営業部は当社の中では比較的ガツガツしていますが、相談しやすい環境は整っていますよ。売上増が見込める提案やトラブル対応を進めるときは、必ず上司に相談してアドバイスをもらうようにしてきました。さらに、営業部では週1回の定例会議があり、それぞれの営業戦略や課題解決に向けた提案、トラブル事例などを報告しています。この会議の良い点はただ話して終わりではなく、みんなで意見を出し合って、戦略や提案をより良いものにしていけること。若手のうちはとても勉強になると思います。私も配属当初は、毎回先輩をつかまえて「これって、どういう意味なんですか?」と聞いていました。
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今後の目標を教えてください。
営業としての目標はやはり、シェアを1%でも多く獲得することです。お客さまに当社の製品を使っていただくためには、窓口である営業の信頼が欠かせません。営業担当として安心していただくためにも、同じ失敗をくり返さないようにしています。例えば、お客さまから相談を受けて、「専門的なことは技術スタッフから連絡させます」と返し続けてしまうと営業的には失敗。いつまでも信頼関係は深められません。だから、最初は技術部の担当者や先輩方に頼りますが、同時にその受け答えから必要な情報を学び、二回目以降は自分で答えられるようにしてきました。まだまだ覚えることはたくさんありますが、目標を超えていくためには欠かせない努力だと思っています。
また、個人的には海外駐在員を目指しています。実は私が幼いころ、父親が海外で働いており、その姿を見て育ちました。父親の背中を追うようですが、私も世界を股にかけて働きたいと考えています。当社には現在4つの海外現地法人があり、駐在員として働ける可能性があるので積極的にチャレンジしていきたいです。