IK VISION2030
当社グループは世界的なメガトレンドやお取引先の状況を考慮した上で、経営理念と経営方針に則り、2030年にあるべき姿を明確なビジョンとして掲げ、その実現に向けて3か年ごとの中期経営計画を策定・推進してまいります。
財務指標
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連結売上高 |
連結売上高営業利益率 |
“NE-24” |
120億円以上 |
5.0%以上 |
“NE-27” |
135億円以上 |
6.0%以上 |
“NE-30” |
150億円以上 |
7.0%以上 |
※為替レート:1US$=107円 1€=125円で試算
成長戦略
国内 |
安定した収益基盤 |
- 需要が減少する中での収益確保、シェア拡大
- 環境に配慮した新製品の開発
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海外 |
収益拡大 |
- 世界へ拡販可能な製造コストの実現
- 原燃料高騰に対応する低コスト体質の構築
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工業用その他 |
新たなビジネス領域への挑戦 |
- 工業用事業の拡大
- 第二の柱として、新規事業創設を模索
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目標とする事業ポートフォリオ(売上高構成比)
国内
目標
キャッシュカウ事業として売上高の維持・更なるシェア拡大
課題
- 当社製品の使用割合に影響する紙の生産量の減少
- 海外競合他社の安価品による日本市場への参入
施策及び進捗状況
製品価格改定 |
原材料価格の高騰等による製造コスト上昇を吸収するため一部製品で価格改定を実施 |
ソリューション提供力の深化 |
最適な操業に対しての提案や顧客が必要とする製品を「自ら考え・開発し・提供」
→家庭紙向けのお客様で効果発現。更なる展開を図る |
新製品投入 |
拡販製品のラインナップ拡充(省エネ及び省力化に貢献する製品の開発等) |
海外
目標
フエルト世界占有率4%➡10%(2030年度目標)
課題
- 市場はあるが海外は販売単価が低く利益を確保することが困難
(国内は求められる品質が高いため、販売単価も高い)
- 全ての製品を日本から輸出しなければならず、運送コストが高い
施策及び進捗状況
世界へ拡販可能な製造コストの実現 |
- 世界標準の製法、設計への転換による品質向上及び製造コスト低減
- 海外向け製品の製造工程見直し
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シェア拡大を目指すターゲットの明確化 |
- (種類)イチカワの品質や信頼性が武器となり、今後の需要拡大も見込める家庭紙市場
- (地域)設備投資も旺盛なアジア市場を中心
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工業用その他
目標
工業用事業の拡大・新規領域での挑戦連結売上高の20%を目指す(2030年度まで)
課題
- 保有技術応用、異素材複合化などの取り組み強化
- 各種先端分野に関する技術情報収集活動の強化
施策及び進捗状況
新分野への参入・市場開拓 |
- EVや5G関連製品などに使用する最先端プリント基板向けのクッション材の開発・製造(高温処理での耐熱緩衝や平滑性を向上)
- フッ素代替製品(PFAS規制)など、SDGs対応製品の開発・製造
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市場ニーズの掘り起こし |
他業種・他業態など外部機関との関係構築による情報ネットワークの拡大と緊密化 |